Autostitchの間違った使いかた
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Autostitchというソフトを最近知りました。カメラを振りながら撮った連続画像をつないで、いわゆるパノラマ画像にするソフト。同様の処理はいまやたいていのデジカメに同梱ツールでついてそうな気がしますが、ふつうはなんからの手作業が必要そうなところがこれは処理が完全全自動で、それらしい画像を多数つっこんでやれば、なんとなく画像を作ってくれるというところが特色なんでしょうか。
せっかくなので試してみようと思ったんですがあんまりパノラマっぽい連続画像を撮ったことがなかったので、去年金沢21世紀美術館に行ったときに外周を回りながら撮影していた連続画像をつっこんでみたところ、ぜんぜんパノラマではないですが奇妙な画像ができました。なんかがんばって整合させようとしてるとこが泣ける。よく見ると建物のガラスに映った自分の像をキーにつなごうとしてたりして。
金沢21世紀美術館人力タイムスライス
去年の11月ごろ遊びにいった
金沢21世紀美術館は、上から見ると建物が完全な円形をしていることで有名な美術館なんですが、構内に建物に沿って敷かれた遊歩道もあって、つまりこの道も円形になっているわけです。てことはこの遊歩道を数歩づつ歩きながら建物をデジカメで撮影していけば、円形の建物を周回するムービーができるなーと思ってやってみたんですな。当時サポートしてた映像の授業でデジカメでなにかのモノを周回しながら撮影してその静止画をタイムラインに並べて、いわゆる「タイムスライス(「マトリックス」にあるような、時間の止まった世界でカメラだけが移動するような効果を得られる特殊撮影)」っぽい映像を手作りするという課題を出していたんですが、これは21世紀美術館の人力タイムスライスというわけです。せっかくなんでムービーを公開しておきます。ダウンロードしてループ再生するとおもしろいかもしれません。