書き始めよ
文章: dotimpact
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ポール・グレアム「文章術・簡易版」を見つけて読んでみたら、自分が文章を書こうとするときに心がけてることにけっこう近くて参考になりそうだったので、全項目をセルフチェックしてみた。こんな感じ。なんとなく公開。
このなかで勝手に選ぶと、僕がそのとおりだと思うのは
- 好きな作家をマネる;
- アイデアの80%はエッセイを書き始めた後に生まれることと、書き始めたときのアイデアの50%は間違いであることを覚悟しておくこと;
- 最初の文を思いついたら書き始めよ;
- エッセイを声に出して読み、(a) つっかえる回りくどい言い回しや、(b) 退屈な部分(読むとすっごくつまらないパラグラフ)を見つけだせ;
- シンプルで実用的な言葉を使え;
このへんかなと。
ところで、翻訳した文章に関するレビューを
人力検索で求めるというlionfanさんのやり方はとてもいいですね。
ポール・グレアム「文章術・簡易版」セルフチェック
- ×:下手なバージョン1をできるだけ速く書く;
- ○:何度も書き直す;
- ×:不要なものをすべて削除する;
- ○:会話調で書く;
- これはちょっと微妙なところだと思うけど。「論文じゃないのに論文みたいに書く」というのがいちばんだめだと思う
- ○:下手な文章に対する嗅覚を磨く。そうすれば自分の文章のまずいところを直せる;
- ○:好きな作家をマネる;
- ×:書き始めることができないときは、何を書くつもりなのかを誰かに話し、自分が言ったことを書き留める;
- ○:アイデアの80%はエッセイを書き始めた後に生まれることと、書き始めたときのアイデアの50%は間違いであることを覚悟しておくこと;
- ×:文章を削除できるだけの自信を持て;
- ×:あなたの文章を読んで、どの部分が混乱し理解の妨げとなるか教えてくれる、信頼できる友達を持て;
- ○:(いつもというわけではないが)詳細なアウトラインを作るな;
- ○:書く前に数日間、よく考えろ;
- ×:小さなノートか、メモ用紙を携帯すること;
- ○:最初の文を思いついたら書き始めよ;
- ×:締め切り前で時間がないときは、単純にいちばん重要な文章から始めよ;
- ○:好きなテーマについて書け;
- ○:感動させようとするな;
- ○:エッセイで扱うトピックを変えることをためらうな;
- ×:余談には脚注を使え;
- ×:文を結びつけるために前方参照を使え;
- ○:エッセイを声に出して読み、(a) つっかえる回りくどい言い回しや、(b) 退屈な部分(読むとすっごくつまらないパラグラフ)を見つけだせ;
- ×:読者に新しく役立つことを伝えるよう努めよ;
- ○:十分な時間をかけよ;
- ○:文章を再開する場合は、最初に今まで書いたものを読み返せ;
- ×:中断する場合、簡単に再開できるところでやめておけ;
- 簡単に再開できるところ、ってどんなとこだろう? 文章の区切りってことかな
- ×:触れたいと思う話題のメモをファイルしておけ;
- ○:それらをすべてカバーしようと思うな;
- ×:流行歌は安物のカーラジオで鳴らされても良いように作曲されるが、それと同じように、あなたほど注意深くエッセイを読まない読者のために書け;
- ×:なにか間違ったことを書いたら、すぐに修正しろ;
- ×:どの文章を自分がいちばん後悔することになるか、友達に尋ねろ;
- ○:文章を読み返して、乱暴な言葉を和らげよ;
- ○:原稿をネットに公開しろ。読者はあなたの執筆を強いるので、より多くの考えを生み出せるからだ;
- ○:スクリーンを眺めていないで、原稿をプリントアウトしろ;
- ○:シンプルで実用的な言葉を使え;
- ×:大事な話と雑談を区別することを学べ;
- ×:うまい締めくくり方に注意しておき、発見次第、自分のものにすること。