あの扉の音
文章: dotimpact
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■「
どうぶつの森」シリーズのディレクター江口勝也さんのGDC講演のレポートがほうぼうで公開されてるけど、ここで江口さんが、「どうぶつの森」はもともと64DD向けの企画として立ち上がっていた、という話をされてたのに興味を引かれた。たぶんそうなんだろうなーと思っていたんだけど、あんまり今まで言われていなかったことだったような(雑誌のインタビューとか攻略本とかをチェックしてないけど、今までも公言されたことだったのかな?)。
MOTHER3もふくめて、Nintendo64(64DD)では出なかった芽が今になって咲いている、というような話ができそう。
「どうぶつの森」については、DS版を買ったときにmixi日記に書いていたものがあったので、この際で公開しておきます。
2005年12月19日のmixi日記
■「おいでよ どうぶつの森」をようやく手に入れました。これからですよ。みんなもう飽きてる?
プレイを始めてまず、あーそうだったそうだったと思い出したのは、このシリーズ、音がいいんですよ、とても。音楽はもちろんのこと、みじかいファンファーレから効果音まで、「どうぶつの森の音」というものが、ほんとうにていねいに作りこまれている。これはもう、めったにないくらいに。
このシリーズを愛することになるプレイヤーは、どうぶつの森の、たとえばあの扉の音を、これから先ずっとどこかで覚えていることになるでしょう。じじつ僕はキューブ版はやってなくて64版をずいぶん前にプレイしてたきりだったんだけど、それを改めて聞いた瞬間に、ものすごく鮮明にどうぶつの森のことを思い出しましたもの。
ついでに余計なことも思い出しましたよ。このDS版「おいでよ〜」の元祖、Nintendo64版の「どうぶつの森」って、これ完全に僕の憶測からなる妄想ですが、もともと当時任天堂が64を使って世界を書き換えたりそれを交換したりできるような(当時としてはわりと)画期的なゲームソフトを提供するために長い間暖めていた(そして結果としてその羽化に失敗した)64DDと呼ばれるハード向けに、おそらくかなり長ーい期間を経て開発されてたソフトだったんじゃなかったかと思うんですな(繰り返し言いますが本当に知らないので完全に憶測です)。
ややムリヤリ発売されたふしのある64版やそれ用のアドオンプログラムプレゼントキャンペーン、キューブ版もeカードでしたっけ、へんな実験ぽいことをいろいろやってましたよね。どうぶつの森で実験って、おだやかじゃないですけども。
ともかく、そういう出自を持つ(とかいって憶測を根拠にする陰謀説のロジックですが)「どうぶつの森」が、ついに理想的なネットワーク環境を持つハードで発売されたってのは、なーんか、よかったね! という気が非常にしますな。泣けますよ、場合によっては。
そりゃ「おいでよ」! って、言いたくなるよね。
今日聞いたpodcast
またさぼってしまったので大量に。