インタラクション・デザインとは何か
■担当している授業が、いままでのProcessingのプログラムで静止画をつくってみる入門辺から、動きやインタラクションのある内容に差し掛かるところとなりました。
ということで、まずそもそも「インタラクション・デザインとは何か」というイントロダクションが必要だろうということで、「インタラクションとは、つまりコンピュータとのコミュニケーションである」というあんまり聞かない(ような気がする)論法でいろいろ仕込んで授業してみました。例によって音声ファイル(デジオ)つき。
レジュメとデジオ 「インタラクションデザイン 第6回」
音声ファイルは47分もありますので(授業だからね)、レジュメ読めばべつに聞かなくていいんじゃないでしょうか。
「プロジェクトビデオ遅延」について
授業に出てくるファミコンの操作を遅延するデバイスについて説明しておきます。
これはdotimpact発案、友人のEpoxy氏開発によるPICデバイスで、拡張コネクタ用のパッドをを中継してファミコンに接続することで1〜15インター(1/60〜1/4秒分)の操作をバッファして遅らせるというもの。キャプチャボードとかタイムマシン機能のついたHDDレコーダなんかでも同様のことはできると思いますが、遅延タイミングの細かい調整ができたり(何のためにかは不明ですが)、カスケード接続可能なのでどんどんつなぐと一人のプレイヤーが5台とか6台とかのファミコンをちょっとづつ遅らせながらプレイできるという、なんというか、サッカーの衛星中継なんかでリアルタイムではないけど30分遅れでストリーミングするみたいな「追っかけ中継」という放送形態がありますけど、それでいうと「追っかけゲームリプレイ」、みたいな、ゲームをプレイしながら同時にリプレイも楽しめるという、そんなデバイス。
ちなみに5インター以上遅延されると操作が死ぬほど、いっそ殺してくれというくらいもどかしくなります。学生に触ってもらって感想を聞いたらとなかなか面白くて、 1/4秒しか遅延してないんだけど「2秒ぐらい遅く感じた」とかいってた。